日差しがまぶしく感じられるようになってくると気になるのが”日焼け”。
体の中で最も紫外線が当たる場所ってどこかわかりますか?
正解は頭(頭皮や髪)です。
頭は体の中で最も高い場所にあるため、髪の毛の浴びる紫外線の量は、なんと顔の2倍以上と言われています。
すなわち、それほど、髪の毛は紫外線の影響を受けやすいのです。
でも、お肌ほど頭皮や髪のUV対策に力を入れている人は多くないのでは?
実は紫外線は、美肌だけでなく、”美髪”の大敵でもあるんです!
紫外線が髪に与える影響
影響1:ゴワゴワ、パサパサ髪になる
毛髪の表面はキューティクルと呼ばれるウロコ状の層で覆われています。
キューティクルは紫外線に弱く、紫外線を浴びることで、めくれたり、剥がれたりします。すると、ゴワゴワとした手触りになってしまいます。
また、壊れたキューティクルからは、水分や栄養分が流れ出し、乾燥したパサパサ髪の原因にもなります。
影響2:髪が変色する
毛髪の内部には髪の毛の色を決定するメラニンが存在しています。
紫外線はこのメラニン色素を分解するので、髪の色が抜けてしまいます。ヘアカラーをしている場合、染めていない髪よりメラニンが少ないので色落ちの影響が顕著に表れてしまう可能性があります。
影響3:枝毛や切れ毛の原因になる
髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質です。
ケラチンは、たくさんのアミノ酸がつながったポリペプチドからできています。それらは「水素結合」「イオン結合」「シスチン結合」「ペプチド結合」の、4つの結合方法によって連結されています。
中でも「シスチン結合」はしなやかな髪を保つ働きがあります。この結合は、パーマなど、化学変化でなければ壊れないほど強靭な結合なのですが、紫外線はこの結合さえもあっさりと破壊。
結果として枝毛や切れ毛になりやすい髪になってしまいます。
紫外線は、パーマをかけると髪が傷むのと同じように、髪に大きなダメージ影響を与えてしまうのです。
したがって、美しい髪を保つためには、お肌と同じようにUV対策をすることが大切です!
髪を紫外線の影響から守るために
やはり、最も効果的なのは日光に当たらないこと。帽子や日傘は、髪だけでなく頭皮や顔の紫外線対策にもなるので積極的に取り入れてみましょう。難しい場合は、髪のUVスプレーを使用するなど、お肌同等の対策を。
髪が濡れている時は特に、髪へのダメージ影響がさらに大きくなるので要注意!
海やプールではできるだけ髪が濡れないようアップスタイルのヘアアレンジがおすすめです。
紫外線を浴びてしまったら
UV対策がうまくできない時もありますよね。
そんな日の夜のヘアケアは特に丁寧に。
シャワーはぬるめの設定(38度程度)にし、優しい成分のシャンプーで地肌と髪を労ってあげましょう。髪を洗った後には、補修成分が含まれたアウトバストリートメントでダメージをケアを。
紫外線が気になる季節におすすめのシャンプー
紫外線の影響を受けた髪におすすめのシャンプーはアミノ酸系シャンプーです。
アミノ酸シャンプーは、刺激が少なく、必要な油分を奪い取ることなく汚れを落とすことができます。また、アミノ酸は保湿効果が高いので紫外線でパサついた髪もしっとりと洗い上げることができます。
プリュムシャンプーは今雑誌やメディアで話題となっているシャンプー。
髪の補修成分である「ヘマチン」を高配合したサロン仕様のノンシリコンシャンプーです。傷んだキューティクル整え、しっとりしたまとまりのある髪にするためには欠かせない「8種類のアミノ酸」も厳選して配合しています。
毎日のシャンプーで紫外線で受けたダメージを補修し、うるおいのある髪の毛に導いてくれます。
シャンプー後にはヘアオイルを
↑プリュムヘアオイルをつけて乾かした状態
シャワーを浴びたら、毛髪補修の含まれたヘアオイルをつけてから乾かしましょう。
濡れた髪はキューティクルが開いていてデリケート。
ドライヤーの熱を直に当ててはヘアダメージの原因に。大切な髪の毛内部の水分まで持っていってしまいます。
そんな時に、ヘアオイル。
つけて乾かすだけで、カラーの色もち、指どおりがとてもよくなりますよ。
毛髪補修が含まれたプリュムヘアオイルはこちら
まとめ
いかがでしたか?
今回は、髪の毛に日焼け止めって必要?紫外線の影響について解説しました。
紫外線が気になるこれからの季節。
万全のUV対策で美しい髪を守りましょう。

1992年生まれ。東京原宿表参道エリアでフリーランススタイリストを経験後、渋谷に美容室CALAMARIをオープン。ブリーチ、カラー、パーマといった施術はもちろん、ヘアカット技術にも定評があり、21歳で独立。
現在は美容室オーナーでありながら、Webメディア「カミセツ」の監修美容師もこなすなど理美容の知識も豊富な髪の専門家。