一年の中で最もヘアカラーで遊びたくなる季節といえば夏!
今年の夏はどんな髪色にしようかお悩みの方も多いのでは?
そこで、今回は派手髪カラーを毎日のように担当させていただいている美容師が、この夏オススメの髪色と、あなたに似合うヘアカラーの選び方をご紹介。
やっぱり夏といえばハイトーンなどの明るめカラーが人気。

それに加えて今年の夏は「透け感カラー」もキーワードになってきそうです。
エアリーな髪色で、暑苦しい日本の夏でも爽やかなイメージを演出しましょう。
ハイトーンや透け感のある髪色をするにはダメージもつきもの。
後半では、ブリーチやヘアカラーが髪にダメージを与える理由について、ブリーチやヘアカラーで傷んだ髪にお使いいただきたいヘアケアアイテムもご紹介します。
今年の夏も自分に似合うトレンドカラーで楽しみたい、そんなあなたはぜひ最後までご覧くださいね。
夏の髪におすすめのカラーを最新の流行と一緒にご案内します
夏は髪型だけでなくカラーで遊びたくなる季節ですよね。
最近ヘアカラーはほとんどの色を再現できるため、どの色にすべきか迷ってしまいますよね。

できればトレンドのヘアカラーで、自分に似合う髪色で染めたいもの。
毎日のように派手髪を担当させていただいている美容師が、あなたに似合うカラーの選び方、2022年夏のトレンドカラーをご紹介していきます。
蒸し暑い夏、あなたの髪にぴったりなカラーはどんな色?
蒸し暑い夏におすすめなのは透け感のある軽い印象のカラー。
透け感のある髪は涼しげで、周りに与える印象も爽やかになります。
透け感のある色とは基本的にはアッシュ系カラーを示すことが多いです。
アッシュ系のヘアカラーは、くすんだ灰色っぽい髪色。

ブルーやパープルといった寒色を入れることで、日本人の髪の赤みや黄色みを抑えてくれるので、軽い印象の透明感のある髪にできます。
アッシュ系は、さまざまなカラーと組み合わせることができるのも魅力的なカラー。

グリーン系のカラーと組み合わせればオリーブアッシュに。
色味の強いヘアカラーは子供っぽく見えることも多いですが、オリーブアッシュなら知的な大人の印象になれますよ。
落ち着いたヘアカラーのため、オフィスでも取り入れやすいのも特徴。

クールな印象にしたい方にはブルージュもおすすめ。寒色が強く入ったカラーなので、綺麗に赤みを消してくれます。
暗めのブラウンでもアッシュ系カラーにすればエアリーな印象に。

アッシュ系カラーは巻き髪と合わせると、さらに透明感が引き立ちます。
アッシュ系カラーなら暗めでも垢抜けた夏らしいイメージのカラーにできますよ。
やはりハイトーンも明るい陽気の夏ならではですよね。
重い印象のロングのストレートでも明るめのミルクティーベージュなら抜け感のある髪に。

まろやかな髪色が女性らしさをアップしてくれます。ミルクティーベージュは可愛らしいイメージにしたい方におすすめ。
ミディアムの重めのミルクティーカラーもかわいい印象になれます。
あなたのお好みのヘアカラーはありましたか?
2022年夏の最新流行カラーはグレージュとピンク、ラベンダー
透け感のあるカラーの中でもこの夏は特にグレージュ・ラベンダー・ピンクが流行する予感。
2020年・2021年にも大流行したグレージュ。
名前の通り、「グレー」と「ベージュ」を組み合わせたカラーのことを言います。

寒色でクールな印象の強いグレーに温かみのあるベージュを混ぜることで、透け感もありつつ上品な印象にできる便利な髪色がグレージュです。
「透け感が欲しいけど、グレーはメンズっぽい。女性らしさや柔らかい雰囲気も欲しい」そんな女性から特に人気になっています。
ラベンダー系のヘアカラーは、髪を美しく見せてくれると人気。
ラベンダー系カラーは大人っぽい色気のある印象になれます。
透け感カラーは可愛い髪色ですが、色落ちもしやすいのが残念なポイント。

しかし、ラベンダー系の髪色は脱色後も黄色になりづらく、グレーアッシュ系の色味に変わっていくので色落ちが汚くなるのが心配なあなたにもおすすめです。
可愛いヘアカラーといえばピンクも外せないですよね。長年かわいいもの好きの女性から絶大な支持を得続けているピンク系ヘアカラー。
この夏は、さらに取り入れる方が多くなる予感です。
レディースヘアカラーの代表であるピンク系でもラベンダーやベージュと組み合わせることで印象はさまざま。
流行りのプツッとショートにピンクとベージュを組み合わせた髪色を取り入れる方も。

トレンドの組み合わせで、一気に流行最前線の髪型にできます。
同じプツッとショートのピンクヘアでも、ラベンダーカラーを少し混ぜてトーンを落ち着かせるのも良いですね。
ミルクティーベージュにハイライトで派手なピンクカラーを入れる方も。
夏はポイントカラーで派手髪にするのもトレンド。
毛先のポイントカラーならうまくまとめれば目立たないので「髪色規定があるけど夏はちょっと派手な髪色も挑戦してみたい」そんな方にも最適。
夏に流行するグレージュとピンクを組み合わせれば、最新トレンドヘアを楽しめますよ。

「トレンドカラーはみんなと同じになってしまうから取り入れるかどうか悩む」という方もいらっしゃるのでは?
そのような場合には上で紹介したように、単色でなく何色かカラーを組み合わせたり、色の入れ方を工夫したりするのがおすすめ。
全体を同じカラーで染める場合でも色の組み合わせは調合の仕方で無限大ですし、ハイライト・インナーカラーといったポイントカラーで2色以上使えばかなりオリジナリティーのある髪色にできますよ。
夏ブルベの基本は上品かつ清涼感のある色がおすすめです
ヘアカラーは印象を大きく左右する重要なパーツでもあります。
そのため、パーソナルカラーを使って、自分に似合うヘアカラーを見つけるのもおすすめ。
パーソナルカラー診断とは、肌の色や瞳の色からその人に似合う色を診断すること。

まず、肌の色を見て、「イエローベース(イエベ)」なのか「ブルーベース(ブルベ)」なのか判断します。
一般的に、黄色っぽい肌の色の場合「イエベ」、青みのある肌の色の場合は「ブルベ」と言われています。
イエベかブルベか判断できたら、さらに明るめの色・暗めの色(明度)、鮮やかな色・くすんだような色(彩度)のどちらが似合うかを診断。
そこで「イエベ春」「ブルべ夏」「イエベ秋」「ブルべ冬」と4パターンに分類されます。
簡単にパーソナルカラー一覧を記載しますので、自分が当てはまるものを見つけてみてくださいね。
- イエベ春(スプリング)タイプ:瞳の色素が薄く、肌の色はオークル系
- ブルベ夏(サマー)タイプ:瞳の色は薄く、肌の色はベージュ系
- イエベ秋(オータム)タイプ:瞳の色素が強め、肌の色はオークル系
- ブルベ冬(ウィンター)タイプ:瞳の色素強め、肌の色はベージュ系
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日本人にはブルベ夏タイプが多いと言われています。
女性芸能人であれば、綾瀬はるかさん・新垣結衣さん・有村架純さん・橋本環奈さん・広末涼子さんなどはブルベ夏タイプ。
透き通るように美しいイメージの方が多いブルベ夏タイプの場合、青系の色が似合います。アッシュやグレーなどニュアンス系寒色カラーがおすすめ。
この夏流行する予感の透け感カラーがよく似合うのがブルベ夏の特徴です。
ぜひこの夏のトレンドカラーを積極的に取り入れてみてくださいね。
イエベ春タイプは、深田恭子さん・桐谷美玲さん・本田翼さんなどが当てはまります。
イエロー・ピンク・オレンジ系など明るく澄んだ、フレッシュな髪色がとても似合いますよね。
イエベ秋タイプは、北川景子さん・中村アンさん・今田美桜さんなど。
知的で落ち着いた印象のイエベ秋タイプには、シックで大人っぽいカラーが似合います。
落ち着いた黄色やブラウン系など、イエベ春タイプと同じ系統のカラーが似合いますが、トーンを落とすのが良いでしょう。
ブルベ冬タイプは、小松菜奈さん・菜々緒さん・柴咲コウさんなど。
目力があり白い肌をもつウィンターには、青みのある色や原色系の色も似合います。
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ブルベ夏と同じ、ブルー系カラーが得意ですが、ブルベ夏よりはっきりとした色がベター。
黒などモノトーン系のカラーも洗練された雰囲気になるのでおすすめです。
暑い夏に向けたブリーチ、カラー前に知っておくべき髪へのダメージ
明るめのカラーやトレンドの透け感カラーにしたくなる夏には、ブリーチやハイトーンカラーで染めることが多いもの。
夏が終わる頃には毎年髪がボロボロ、なんて方もいらっるのでは?
そうなる前に、今年はカラー剤の与えるダメージについて知っておきましょう。
続いては、カラー剤がどうして、どのようなダメージを与えるのかについて詳しく解説。
ヘアカラーやブリーチで傷んだ髪にお使いいただきたいヘアケア用品もご紹介します。
髪の色を変えるカラー剤は髪の毛にダメージが残ることを知っておこう

ダメージのイメージが強いカラーやブリーチ。
そもそもどうしてカラーやブリーチは髪にダメージを与えるのでしょうか。
まず、カラーとブリーチの違いについて。
カラーは髪の内部に色素を入れることで、髪色を変えるもの。
ブリーチは髪内部にある髪色を決定しているタンパク質を分解することで髪色を脱色することを言います。

カラーもブリーチも、髪の内部に働きかけるため、薬剤で無理やりキューティクルを開く工程があります。
これがカラーやブリーチで髪が傷む理由の1つ目の理由。
キューティクルとは髪の表面にある魚のウロコ状の層のこと。
髪を物理的な刺激から保護する、髪内部の水分や栄養が流出しないよう蓋をするなど、髪のプロテクターのような役割を担っています。
カラーやブリーチによって開いたキューティクルからは水分や栄養が流れ出ていくため、パサパサしたり弱々しい髪になってしまったりすることがあるのです。

カラーやブリーチが髪にダメージを与える2つ目の理由は、髪内部のタンパク質を分解するため。
ブリーチでは、色素を脱色するために髪の色素を決定づけているタンパク質を分解します。
髪の毛はタンパク質でできているもの。
しなやかな髪を保つために必要なタンパク質を分解してしまうわけですから、髪内部はスカスカ・ハリコシのない髪に。
「ヘアカラーの場合、色素を入れるだけだからこれは当てはまらないのでは?」とお考えの方もいらっしゃるはず。
実は地毛より明るいカラーで染める際には、ヘアカラーでも色素を入れると同時に脱色もしています。
ブリーチほどではないとはいえ、ヘアカラーでも明るさによってはタンパク質を分解しているのが事実。
ブリーチなしでも、暗めより明るいカラーで染めるほど髪が傷むのはこのような理由からなのです。
市販のカラーやブリーチの場合、染めやすく(脱色しやすく)するために薬剤が強力になっている傾向があります。
ダメージが気になる場合には美容師さんに施術してもらうのがおすすめですよ。
美容師が監修、傷んだ髪を保湿・毛髪補修できるヘアケア用品のご紹介
夏に向けておしゃれな髪色にするためには避けることができないカラーダメージ。
しかし、ヘアカラーで夏を思いっきり楽しむことは諦めたくないもの。

そこでご紹介したいのは、美容師が開発したヘアケアブランド「プリュムヘアケア」のヘアケアアイテム。
プリュムヘアケアは保湿とダメージケアに特化したホームヘアケアができるヘアケアアイテムを展開しています。
まずご紹介したいのはヘアケアの基礎となるシャンプーとトリートメント。
プリュムシャンプーは、負担の大きい夏の髪のために、以下の3つに力を入れています。
- 髪に負担をかけない洗浄成分
- 毛髪補修力
- 保湿力
プリュムシャンプーの洗浄成分にはアミノ酸系の「ココイルグルタミン酸TEA」と赤ちゃん用シャンプーにも使用されている「コカミドプロピルベタイン」を組み合わせています。
夏のハイトーンや透け感カラーで傷んだ髪をやさしくしっとり洗い上げます。

毛髪補修成分としては「ケラチン※1」「ヘマチン」の2種類配合。
髪の主成分であるケラチンとヘマチンがブリーチで分解されたタンパク質の代わりとなり、スカスカになったダメージ毛を補修。
毎日補修することで、ハリコシのあるしなやかな髪に。
カラーやブリーチで傷んだ髪はパサつきも気になるもの。
保湿成分としては、美容オイルとしても話題になっている「ホホバ種子油」「アルガニアスピノサ核油」といった天然植物オイルを配合。
天然植物オイルは髪に馴染みやすいため、パサパサのダメージ毛でも内部からうるおいを補います。
※1シャンプー:加水分解ケラチン(羊毛)、トリートメント:ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)

さらに毛髪補修ケアをしたい、そんなあなたはプリュムヘアオイルを。
プリュムヘアオイルは、保湿力だけでなく、毛髪補修力を備えたヘアオイルです。
毛髪補修成分としては、「ケラチン※2」の他に「シルク※3」「コラーゲン※4」を配合。
シルクとコラーゲンは、髪の表面い皮膜をつくりますから、夏のトレンドカラーで傷ついたキューティクルも保護。
シャンプー・トリートメントで取り入れたうるおいもしっかり閉じ込めます。

コーティング力がありますから、夏のハイダメージでチリチリとした手触りが気になる髪も、なめらかな触り心地に。
ヘアオイルは、熱ダメージから髪を保護する働きもあるため、髪を乾かす前には忘れずプリュムヘアオイルをつけましょう。
夏は紫外線によっても髪がダメージを受ける季節。
プリュムヘアオイルは夏の紫外線ダメージからも髪を守りますので、お出かけ前にもつけるのがおすすめです。
朝つける場合にはアイロンやドライヤーの前につけるようにしてくださいね。
※2イソステアロイル加水分解ケラチン ※3イソステアロイル加水分解シルク ※4イソステアロイル加水分解コラーゲン
夏の髪カラーを思い切り楽しむために美容師からのアドバイス
今回は派手髪カラーを毎日のように担当させていただいている美容師が、この夏オススメの髪色とあなたに似合うヘアカラーの選び方、夏のダメージケアについてご紹介しました。
2022年夏は「透け感カラー」が大流行の予感。

透け感カラーといえばアッシュ系の髪色が代表的ですが、中でもグレージュ・ピンク・ラベンダーがおすすめ。
グレージュはアッシュとベージュ系カラーのいいとこどりで、上品な印象に。
ピンク系カラーは、大人可愛い髪色です。
ラベンダーは、ピンクよりも大人っぽく色気のある髪色。青みが強いので髪を美しく見せてくれる髪色でもあります。
トレンドカラーを組み合わせた派手髪で遊ぶのも、陽気な夏にはおすすめです。
自分に似合う髪色を見つける方法としては、パーソナルカラーを取り入れるのがいいでしょう。
夏のハイトーンや透け感カラーにはダメージがつきもの。
美容師がダメージケアと保湿に特化して開発した「プリュムヘアケア」のホームケアで、ダメージケアしながら夏のヘアカラーを楽しみましょう。
ちょっといつもと違うカラーにしてみたくなる夏。
丁寧なダメージケアで、さまざまな夏のヘアカラーに挑戦してみてくださいね。

東京で活躍するカラーリスト。アニメや漫画のような派手髪、ハイトーン、デザインカラー、ボブ、ショートカット、メンズショート、人それぞれのかわいい、かっこいいをつくる技術が高い美容師の一人。from PEPPU TOKYO。