パーマやカラー、ブリーチをしたあとに思い通りに仕上がっていると嬉しいですよね。でも気になるのは、施術後のダメージ。
傷んだ髪をセットするのってなんだか難しいですしハードタイプのワックスだと髪がキシキシしてパーマ毛に引っかかって上手くセットができないということもあるかと思います。そんな時はトリートメントワックスを使いましょう。
美容院でのトリートメントも1日、2日経てばすぐに効果もなくなってしまいますから、毎日使えるトリートメントワックスはとてもおすすめです。
パーマやカラーで傷んだ髪に最適!トリートメントワックス
今回ご紹介する『トリートメントワックス』プリュムデュールは、髪を傷める界面活性剤、エタノール、防腐剤がフリーです。
◆数回のブリーチ&カラーを繰り返しパサパサに傷んでしまった方
多てみると髪がちぎれそうなくらい傷んでいました。通常のワックスですと髪が引っかかってしまうのでトリートメントワックスを使用。このようにつやが出て綺麗な髪に。ワックスとは思えないくらいう指通りもいいです。
◆ホワイトまでブリーチして傷んでいる髪の方
毛先を中心にチリチリとしたダメージヘアーが目立ってきた方。通常のワックスでは髪が引っかかってしまいますが、このように表面つけただけで艶が出ました。
◆ハイダメージでチリチリしてしまう髪の方
今回はカットとカラー&パーマご希望でした。
このようなブリーチで傷んだ髪にパーマをあてるとダメージが進行してしまうのですが、ブリーチ部分にカラーをのせて、細めのパーマを。最後はパサパサの髪をツヤツヤにするためにプリュム・デュールをジェルのように多めにつけました。
傷んだ髪に見えませんよね。
パーマやカラーで髪が傷む原因とは?
基本的にパーマとは、2種類の薬剤(還元剤と酸化剤)を髪に浸透させて髪の内部にあるタンパク質の結合を切り離して、移動させ、再度結合することによって、クリンクリンとした髪の形を作ります。
1.還元剤を髪に塗る(タンパク質の結合を切り離す)
2.ロッドを髪に巻いて固定(タンパク質を移動させる)
3.酸化剤を髪に塗る(タンパク質を再結合)
このような流れで行います。
ただ単にこのような流れを行うと、お客様が満足する仕上がりになりますが、一点不安な部分もあります。それは、薬剤を必要以上に反応させるということです。もちろん、お客様にとって、思い通りの仕上がりにすることを心がけているのが美容師さんであり、プロ意識として持つべきことですが、髪にあまり負担がないように施術するということも非常に大切なことです。
使用する薬剤や、髪にロッドを巻いたり、マシンで髪に熱を与えたりするため、少なからず髪への影響はあります。それに、タンパク質を移動させるということは、髪のキューティクルを開いて内部まで薬剤が届いているという証拠。カラーやブリーチで髪が痛むように、パーマで使用する薬剤にもキューティクルを剥がす作用があり、髪の内部のツヤや栄養素は失われていくのです。
ですから、しっかりと必要な分だけ薬剤を反応させるということが大切なのです。また、美容師さんによってはこのような考え方イメージが違ってきますし、薬剤の放置時間が1分でも変わると仕上がりや髪に与えるダメージは変わってきます。
つまり、パーマによる髪のダメージは起こるが、ダメージを最小限にする為には美容師さんの経験と腕にかかってくると言えます。
◆カット、カラー前
◆カット、カラー後、プリュム・デュールをつけた
傷みが激しかった毛先はトリートメントワックスである『プリュム・デュール』を使ってスタイリングしています。傷んだ髪は美容院でトリートメントを使っても治る訳ではありません。その日限りで落ちてしまいます。トリートメントワックスも同様です。しかし、ワックスは毎日使いますから、その日で落ちてしまってもまたスタイリング時につけるので綺麗な髪の毛が維持できるのです。
パーマの種類によってダメージが変わる?
ちなみに髪のダメージはパーマの種類によっても変わってきます。その種類は大きく2種類に分けられます。
◆コールドパーマ
昔から美容室で行っている、一般的なパーマのことです。熱を加えずに施術するので、上へのダメージが比較的少ないというメリットがあります。しかし、ホットパーマに比べて持ちがあまりよくないのが特徴です。ピン、ツイスト、スパイラルパーマなどがあります。
◆ホットパーマ
薬剤を浸透させたあとに、髪に熱処理を加えたパーマのことです。熱を加えるためどうしてもダメージを与えやすくなりますが、長持ちしやすいため施術回数を抑えることができます。デジタルパーマや、縮毛矯正などがあります。
縮毛矯正は、薬剤を塗布したあとに180℃程のアイロンの熱で施術を行うので、髪に与えるダメージはかなり大きいですね。
それぞれ一長一短ですので、どちらが良いというのは決められないところですね。まずは、自分がなりたい仕上がりを決めて、そこから信頼のある美容師さんと相談して施術方法を決めることが大切ですね。
カラーとブリーチではダメージが異なる
カラーは脱色成分が少量ですが、ブリーチは脱色メインです。ハイトーンを入れたり、白に近い色にする、または原色(赤や青)を入れたい場合はブリーチが必須です。
脱色成分は洗濯の時に使う『ハイター』や掃除で使う『クリーナー』にも含まれている成分ですからどうしても髪は傷みます。
ですからカラーだけの施術より、ブリーチをした方が髪の傷みは大きくなります。
パーマやカラーで傷んだ髪はトリートメントでは治らない
薬剤や施術方法によってダメージの度合いは軽減できる方法はありますが、少なからず髪に負担はかかってしまいます。記事中でも書かせていただいておりますが、一度傷んだ髪はトリートメントでは治すことはできません。
施術後に美容師さんから「トリーメントをしたほうが良い」と勧められると思いますが、実はトリートメントでは傷んだ髪は治らないのが現実です。
実際毎晩トリートメントしただけで、パサパサの髪が日中常に潤うことはないですよね。パサパサとした髪や、傷んだ髪が『治る』のはどういうイメージをお持ちでしょうか?
例えば、転んで怪我をしたときは自己治癒によって細胞が修復していき、傷口が『治り』ますよね。しかし髪は違います。
髪の細胞は死滅細胞と呼ばれており、一度ダメージを受けると自己再生しません。
そこにトリートメントをすると、確かにツヤや潤いを与えられますが、これは表面を覆ってツヤがあるように見せたり、手触りをよくしているのです。一般的なトリートメントはシリコンで出来ており、髪の外側に膜を張る性質があるのですが、時間が経つとその皮膜はだんだんとなくなっていきます。
それに、お風呂でシャンプーすると洗い流されて効果はほとんどないですね。ですので、トリートメントはどうしても一時しのぎの対応となってしまうのです。
大切なのは、日々のヘアケアでダメージ毛を予防して、治ったかのように綺麗に見せることがポイントです。
パーマで傷んだ髪に最適なトリートメントワックスが活躍する
パーマ毛はスタイリングの際に絡まりやすいですよね。であれば、ダメージを軽減できるワックスが最適です。トリートメント効果のあるメンズが使えるワックスとしては『プリュム・デュール』がおすすめです。
実際にトリートメントでは効果のないという方にも、軽い仕上がりでツヤや潤いを実感されています。
それに、男性であれば、スタイリングの際にホールド力を求める人が多いかと思います。一般的なトリートメントワックスは、女性向きでツヤとトリートメント効果はあるもののホールド力が弱いのですがこの『プリュム・デュール』は、ホールド力を兼ね備えたワックスであり、仕上がったパーマの形を自然に見せることができます。
◆口コミサイトより抜粋
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、パーマやカラーで傷んだ髪に最適なトリートメントワックスについて解説しました。
◆この記事のおさらい
✔パーマやカラーの施術で薬剤で髪は傷む
✔トリートメントは傷んだ髪を治せない
✔トリートメントワックスは、髪をコーティングしてツヤと潤いを与える
最後までお読みいただきありがとうございました。

1992年生まれ。東京原宿表参道エリアでフリーランススタイリストを経験後、渋谷に美容室CALAMARIをオープン。ブリーチ、カラー、パーマといった施術はもちろん、ヘアカット技術にも定評があり、21歳で独立。
現在は美容室オーナーでありながら、Webメディア「カミセツ」の監修美容師もこなすなど理美容の知識も豊富な髪の専門家。