梅雨時期は湿気による髪のうねりやチリつき広がりに困りませんか?せっかく朝頑張って髪をセットしたのに、いつの間にか髪が広がってうねっていた、ということもあると思います。
くせ毛を抑えるシャンプーやトリートメントを使ったのに広がり・チリつき・うねりを抑えられなかった。という方は必見です。
◆この記事で分かること
✔︎湿気でうねる・広がる・パサつく原因
✔︎うねりや広がりを抑える対策
梅雨の湿気対策、髪がうねる原因を知る
そもそも「なぜ湿気で髪がうねるのか?」についてお話しします。まず、湿気による影響を受ける髪質の人と、そうでない人がいます。雨が降っていてもサラサラな髪質の人もいますよね。
その違いは一体どこにあるのか?大きく分けて湿気による影響を受けやすい髪質は以下2つがあります。
✔︎髪にダメージがある人は湿気の影響を受ける
✔︎生まれもった髪の構造に歪みがある人は湿気の影響を受ける
◆なぜ髪のダメージでうねるのか?
湿気によるうねりの原因の多くは、髪に与えられたダメージによって髪の内部に水分が含まれやすくなっていることが考えられます。
髪はキューティクルと呼ばれるうろこ状のもので覆われており、その内部にはコルテックスと呼ばれる髪の85%を占める細胞があります。健康な髪のキューティクルは閉じている状態であり、髪内部の水分や成分を保つ役目を行なってくれたり、外気の湿気などの遮断を行ってくれます。
しかし、ダメージによって傷んだ髪は、キューティクルがめくれ上がったり部分的に穴が開いた状態となりますので、外気との遮断がうまく行われず、結果湿気が髪内部へと侵入してしまい湿気に弱い髪になってしまうのです。
一度傷んでしまうと、髪の毛は自己再生しませんから、新しい髪の毛が伸びてくるまでは髪の表面をコーティングするしかありません。
濡れた髪にプリュムヘアオイルを使って乾かし、最後にプリュムワックスをつけると、傷んだ髪でも表面につやが出ます。また湿気を遮断するのでパサつき、うねりを極力防いでくれます。
▼お店で濡れた髪にプリュムヘアオイルをつけて乾かし、最後にプリュムワックスで整えた検証結果
髪にダメージを与えない、これができれば1番良いですが、日々髪はドライヤーやアイロンなどによる物理的ダメージや、カラーやパーマなどの薬剤による化学的ダメージが加わってしまい、これはなかなか避けられませんよね。ですから、プリュムヘアオイルとプリュムワックスでコーティングすることが効果があるのです。
◆髪の構造は湿気と大きく関係する
そもそも直毛で綺麗な髪の人は、あまり湿気でうねりを経験しないのではないでしょうか?なぜなら、髪の断面が真円に近いからです。湿気が髪に入ってきても、均等に入ってきますから、均等に膨らみます。
【図で解説するとこんな感じです】
一方で、断面が歪んでいる髪質をよく「くせ毛」と呼びますが、これは遺伝などによる生まれつきなものであるため「真円にしたい!」といっても、そう簡単にできることではありません。
髪の内部のコルテックスが水分を吸収し膨張することで「うねり」が生じ、髪断面が真円の場合は均一に膨らみますから、うねりはそこまで目立ちません。
しかし、くせ毛のように歪んだ断面の場合は、不均一にコルテックスが並んでいるので、偏って水分を吸収することで、所々に膨らみの差が生じて、結果髪がうねるのです。
【図で説明するとこんな感じです】
特にくせ毛の方は髪がパサついて見え、湿気によって髪の内部に水分が含まれやすく、不均一なコルテックスの配列によって、うねり易い髪になるのです。
水分が毛髪内に拡散すると、水素結合が破壊され、毛髪はその自然な形状に戻る。つまり、いくら頑張ってスタイリングしても湿気でくせが出てしまうということです。
ここでうねりの原因をまとめると、
✔︎髪のダメージにより水分が含まれやすくなっている
✔︎生まれ持った不均一なコルテックスの配列により水分を含むとうねって見える
と言うことになります。
湿気でうねらない簡単な対策とは?
ヘアオイルは、外気との遮断を行ってくれるアイテムとして有効です。
解説した通り、ダメージを与えられた髪を保護して外気と遮断することで、うねりを軽減させて目立たないようにすることが大切です。生まれ持ったものは治せませんから、外側から保護することが最善策でしょう。
ヘアオイルは髪の1本1本を保護してくれ、開いたり穴が空いたキューティクルをコーティングし、外気との遮断を行ってくれますから、湿気対策に効果的と言えます。
ここでは、日々ダメージが起こりやすいシーンにおいて、ヘアオイルを使用すると有効な理由について触れていきます。
ドライヤーを使う時にヘアオイルをつけよう
ヘアオイルはダメージのある髪を保護するだけでなく、ドライヤーによる摩擦や熱によるダメージを抑えてくれます。つけるタイミングは、タオルドライをした後の少し乾いた状態でOKです。
特に梅雨の時期や、雨の日は湿度が高く髪がうねりやすいので、朝のお出かけ前にヘアオイルをつけると良いでしょう。
アイロンはしっかり髪を乾かしてから
ドライヤーと同様でアイロンも熱によるダメージが加わるため、ヘアオイルにて髪をコーティングすることで、熱によるダメージを軽減できます。注意する点はしっかりと髪を乾かしてからアイロンを行いましょう。
中途半端に髪に水分が残っていると、アイロンの金属プレートの熱によって水分が熱膨張して熱の力により髪がチリチリになります。せっかくヘアオイルをつけていても効果は半減されてしまいますので、以下の手順を守りましょう。
① 優しくタオルドライで髪を乾かす
② 髪にヘアオイルをつける
③ ドライヤーでしっかり乾かす
④ アイロンでセットする
トリートメントはうねり対策にならないって本当?
トリートメントもうねりの対策にはなりますが、コーティング皮膜が薄いのっで、湿気は入ってきやすいです。よく、トリートメントをつけると「髪がサラサラになってまとまりのある髪になる」ということを耳にしますが、これは決して間違いではありません。ただし、持続性に欠けてしまいます。
確かにトリートメントには、静電気防止作用のあるシリコンにより、まとまった髪に仕上げ、指通りが良くなる性質をもっています。
しかし、トリートメントは洗い流すことで効果は半減してしまうと言われており、日中時間帯であればその効果はほとんど失っております。
つまり、日々のトリートメントは湿気による広がりやうねり対策にはなり得ないと言うことになります。
日中時間帯のヘアスタイルを維持するのであれば、お出かけ目にヘアオイルを使う方が効果的と考えます。これはトリートメントを否定しているのではなく、「湿気によるうねり対策」と言う観点からみた場合、ヘアオイルを使う方が合理的な考えであるからです。
おすすめのヘアオイルとは?
冒頭でお話しした通り、湿気による髪の広がりやうねりの原因は「水分」です。製品の成分表示に水が表記されていると、結果的に水が髪の内部に侵入してうねりますので、購入前に成分表示はチェックしましょう。
プリュムヘアオイルは、水分を含んでいない天然成分配合のヘアオイルです。
このように、プリュムヘアオイルをつけただけで、パサついた髪やくせ毛の髪でも綺麗に見せるという効果もあるので、湿気対策だけでなくパサついた髪やくせ毛を綺麗にまとめる効果もあります。
◆口コミサイトより抜粋
スタイリング剤を併用して、さらにうねり対策を!
プリュムヘアオイルは、あくまで日常のヘアケア目的として考えていただければと思います。日中は問題なくお使いいただけますが、セットやキープ力を求めるメンズの方には物足りないと感じる方もいるかもしれません。
キープ力を求めたい、それに湿気による広がり、チリチリ、うねりをどうにか抑えたい・・・そんなメンズの方には「プリュムデュール」がオススメです。
普段からワックスをつけない方はヘアオイルで良いですが、スタイリングを行う時はヘアオイルの後にスタイリング剤をつけるとベタついてしまい動きや軽さを出しづらくなります。
プリュムデュールは、ヘアオイルの効果を得られ、キープ力もありますので、これひとつで湿気によるうねりを抑えることもでき、尚且つスタイリングもできます。
◆口コミサイトより抜粋
女性の方はセット力をそこまで必要としないため、クセが強い方には指通りの良いプリュムワックスがオススメです。
つまり、ヘアオイルは「日常的なダメージ軽減で髪を守る」、プリュムワックスとプリュムデュールは「スタイリングで日中のうねり対策」として使用することで、2つの主原因のダブル対策効果が期待できると考えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、梅雨の湿気対策!簡単にできる方法をご紹介しました。
この記事のポイントをまとめました。
◆ 湿気によるうねりの原因
✔︎髪のダメージにより水分が含まれやすくなっている
✔︎生まれ持った不均一なコルテックスの配列により水分を含むとうねって見える
◆うねりや広がりの対策
✔︎ヘアオイルで日々のダメージを軽減しよう
✔︎くせ毛に最適なスタイリング剤で日中のうねり対策を
最後までお読みいただきありがとうございました!

1992年生まれ。東京原宿表参道エリアでフリーランススタイリストを経験後、渋谷に美容室CALAMARIをオープン。ブリーチ、カラー、パーマといった施術はもちろん、ヘアカット技術にも定評があり、21歳で独立。
現在は美容室オーナーでありながら、Webメディア「カミセツ」の監修美容師もこなすなど理美容の知識も豊富な髪の専門家。