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ヘアオイルがスタイリング剤におすすめな理由を美容師が解説

投稿日:2022年2月9日 更新日:

ヘアオイルといえば、アウトバストリートメントのイメージが強いですよね。

じつはスタイリング剤としてもお使いいただけるんです。

今回は、あまり知られていないスタイリング剤としての魅力に迫ります。

ヘアオイルを使ってスタイリングすることで、しっとり広がりにくい髪に整えることができますよ。

ヘアオイルには植物性と鉱物性の2種類あり、それぞれ使用感や最適な髪質も異なりますので、そちらもご紹介しますね。

ヘアオイルのさらに効果的な使い方もご紹介。正しい使い方を知ればいつもよりしっとりまとまる髪をゲットできるはず。

スタイリングでサラサラに

最近は市販のヘアオイルも人気のものがたくさん販売されていますよね。

今回は市販の人気ランキングを通して、市販品とサロンのヘアオイルの違いもご説明していきます。

パサパサに乾燥する髪にうるおいを与えるヘアオイルの魅力

洗い流さないトリートメントとして人気のヘアオイルは、熱ダメージから髪を守るために髪を乾かす前に使用する方が多いもの。

もちろん髪を保護する働きがあるヘアオイルですが、スタイリングに使用してもしっとりとまとまるナチュラルなスタイルにできますよ。

そんな洗い流さないトリートメント・スタイリング剤にも使えるヘアオイルには、植物性と鉱物性の2種類あることをご存知でしたか?

まずは美容師が、スタイリング剤としてのヘアオイルに魅力と、ヘアオイルの種類について解説していきます。

ヘアオイルの役割

そもそもヘアオイルとは、トリートメントやスタイリングの時に使用されるヘアケア剤のこと。

その歴史は古く、平安時代には髪を美しく見せるために使用されていたと言われています。

ツヤツヤとした黒く長い髪は美しい女性の証。大切な髪をケアするために使われていたのがヘアオイルなのです。

ヘアオイルは髪の表面を油分でコーティングすることで、髪を保護したり、しっとりうるおいのある髪に整えたりしてくれます。

女性は髪の指通りが気になる方も多いもの。

「スタイリング剤は、ベタベタしたり指通りが悪くなったりするから使いたくない」そんな方もたくさんいらっしゃいます。

一般的にスタイリング剤である、ワックスやムースは髪につけると固まったり、ベタついたりするものも。

ヘアオイルはこれらと違ってベタベタしたり固まったりせず、指通りよくスタイリングできますから、スタイリング剤が苦手な女性でも取り入れやすいアイテムと言えます。

ヘアオイルはセット力がありませんから、ナチュラルなヘアスタイルや濡れ髪のスタイリングの時には特におすすめですよ。

植物性と鉱物性の違い、髪質に合わせたヘアオイル選び

髪をしっとりさらさらにしてくれるヘアオイル。実は2種類に分類されています。

  • 植物性ヘアオイル
  • 鉱物性ヘアオイル
植物性ヘアオイル

植物性ヘアオイルとは、椿オイルやホホバオイル・アルガンオイルなど植物性オイルが入っているヘアオイルのこと。

ヘアオイルの成分のひとつとして使用されている場合も多いですが、純度100%のものも販売されています。

純度100%のものはヘアケアだけでなくスキンケアにも、マルチに使用可能。

植物性ヘアオイルは天然由来の油分を使っているため、ケミカルな成分が苦手な方でもお使いいただけます。

植物性オイルは、人間の皮脂と同じ成分が含まれているケースが多いため、肌や髪に馴染みやすい性質。

髪の内部まで浸透するため、補修効果も期待できます。使用感はベタつかず、サラッとしているのも特徴。

ダメージが気になる方や髪が細い方におすすめです。

鉱物性ヘアオイル

鉱物性ヘアオイルとは、石油などの鉱物から抽出された鉱物油をベースに作られているヘアオイルのこと。

石油と聞くと、体に悪いイメージがあるかと予想しますが、鉱物油は現在の精製技術により99.9%の不純物が除去されていると言われています。

ミネラルオイルやワセリン、シリコンなどが鉱物油にあたります。肌にやさしい印象のあるベビーオイルも鉱物油の一種。

鉱物性のヘアオイルには、これらの鉱物油に使用感を向上させるための成分が加えられています。

そのため鉱物性のヘアオイルは植物性のヘアオイルに比べて、手触りや保護力・髪のまとまり・髪のツヤなど、つけてすぐに効果を感じやすいのが特徴。

髪をまとめる効果から、くせ毛や髪が硬い・太い方、ボリュームが気になる方におすすめ。

今後ヘアオイルを選ぶ際には植物性ヘアオイルなのか鉱物性ヘアオイルなのかについてもチェックして、自分の髪質に合うものを選びましょう。

ヘアオイルの正しい使い方

ヘアオイルの正しい使い方

トリートメントもできてスタイリングもできるヘアオイルの使い方は簡単です。

だからこそ、正しい使い方を知らない方も多い様子。

万能なヘアオイルは正しく使うことで、さらにしっとり髪に近づくことができますよ。

では次は意外と知らない正しいヘアオイルの使い方を解説していきます。

タオルでしっかり乾燥させてからドライヤー前にヘアオイルを

まず、髪が濡れているときのヘアオイルの使い方を説明します。

シャンプーの後など、髪が濡れているとき、ドライヤーで髪を乾かす前の場合には、よくタオルドライした後にヘアオイルをつけましょう。

ドライヤーの前につけることで、熱ダメージから髪を保護できますよ。

朝スタイリング前に使用する時には乾いた状態に塗ってOK。

さらにスタイリング後にも付け足すことで、より一層ツヤを引き出すことができます。

手にとってなじませてから毛先までヘアオイルをもみこみましょう

ヘアオイルは毛先から塗り込む

ヘアオイルは、毛先やパサつきの気になる部分からつけていき根元付近は避けて髪全体にまんべんなく塗りましょう。

根本は、頭皮についてベタつくことがあるので注意してくださいね。

ちなみに頭皮の乾燥が気になる場合には、植物性ヘアオイルであれば頭皮につけてオイルマッサージするのもおすすめの使い方です。

髪が濡れているときのヘアオイルの効果的な使い方は以下の通り。

  1. しっかりタオルドライする
  2. 一度ブラッシング
  3. ヘアオイルをつける
  4. 再度ブラッシング
  5. ドライヤーで髪を乾かす
タオルドライはしっかり

まずはタオルでしっかり髪の水分を取り除きます。

濡れている時の髪は乾いている時よりダメージを受けやすい状態ですから、ゴシゴシ擦らないようにしましょう。

タオルでやさしく挟んでプレスするように髪の水分を取り除きます。毛先から水が滴らなくなればOKです。

次にブラシで髪をとかしましょう。

この時、毛先に水分が集まることがあります。その時はまたタオルで水分を取り除いてくださいね。

髪をとかしたら、ヘアオイルをつけます。

ヘアオイルを適量手に取り、髪のダメージが大きい毛先から全体に満遍なくつけていきます。

ヘアオイルをつけ終わったら、再度ブラッシングを

ブラッシングすることで、髪一本一本、より均等にヘアオイルを馴染ませることができますよ。

ドライヤーは上から下に当てる

最後に髪を乾かします。

ドライヤーは、髪のキューティクルの方向(上から下)に合わせて当てるとツヤが出やすく、まとまりやすくなります。

いかかでしたか?この一手間がサラサラ感に繋がるのでぜひ今日から取り入れて見てくださいね。

市販品とサロン品の違い

ヘアオイルは楽天やドンキホーテで販売しているプチプラの市販品から、サロンブランドのものまで幅広く展開されています。

プチプラのヘアオイルはなんと言っても価格が安いことが魅力ですよね。安いものだと数百円台から販売されています。

使ってみて合わなかったらすぐ次のものに切り替えやすいので、手軽に試すことができますよね。

最近は市販のヘアオイルでも、ldkやリップスといった検証・口コミサイトで人気のアイテムがたくさんあります。

今回はその中から、美容師が使っていただきたい市販のヘアオイルをご紹介します。

気軽に購入できて安い市販品、美容師が選ぶヘアオイルランキング

美容師が選ぶ市販ヘアオイルランキングトップ3

  1. MILBON:ミルボン エルジューダ MO
  2. MACHERIE:マシェリ ヘアオイルEX
  3. &honey:アンドハニー ディープモイスト ヘアオイル3.0

美容師が選ぶヘアオイル「MILBON:ミルボン エルジューダ MO」

https://salon.milbon.co.jp/shop/g/g114771/

美容師が選ぶ市販ヘアオイルの第1位は「MILBON:ミルボン エルジューダ MO」。

このヘアオイルは、毛髪補修成分としてスクワランを配合しています。

毛髪柔軟成分としてバオバブ種子油が入っていますから、硬い髪でスタイリングしづらい方や柔らかい印象が欲しい方におすすめです。

ミルボンは美容院でも取り扱っている店舗が多いので信頼できますよね。

https://brand.finetoday.com/jp/macherie/lineup/item204/

美容師が選ぶ市販ヘアオイルの第2位は「MACHERIE:マシェリ ヘアオイルEX」。

使うだけで女子力が上がるピンクのパッケージが印象的なマシェリのヘアオイルEXは、レディース向けのヘアオイルで女性から人気になっています。

濃密パールハニージュレEX(毛髪補修成分)として、パールコンキオリン・ローヤルゼリーエキス・レシチン配合。

髪の毛一本一本を補修して扱いやすい状態に導いてくれます。馴染みやすく、使用感はさらさら、ツヤツヤ。

スモーキーカット香料が配合させているため、外出先でもフルーティーフローラルのいい匂いの髪が続きます。

https://www.and-honey.com/product/

美容師が選ぶ市販ヘアオイルの第3位は「&honey:アンドハニー ディープモイスト ヘアオイル3.0」。

水分量14%の髪に着目した、保水オーガニック美容で、芯からうるおう髪を目指すアンドハニーのヘアオイルは、なんと製品の90%以上をハチミツで構成。

ハチミツは保水力が高いと昔からスキンケアに使われており、歴史のある保湿成分です。

テクスチャー・見た目は本物のハチミツのよう。ハチミツが配合されていることをしっかり感じられるような甘い香りがします。

しっとり感が強いため、パサパサ&ボリュームのある髪でもコンパクトな濡髪スタイリングにできます。

前髪につけるときには指先で少しずつつけるのがオススメ。髪が太い・硬い・量が気になる、そんなあなたにピッタリでしょう。

サロン品は意外とコスパが良い

サロンのヘアオイルは実はコスパがいい

サロンのヘアオイルもじつはコスパが良いことをご存知ですか?

市販のヘアオイルは安いもので数百円から購入できる一方で、サロンのヘアオイルは最低でも3000円くらいが相場になります。

製品ひとつの価格で比較すると、どうしてもサロンのヘアオイルが高額で、なかなか挑戦しづらいなんて方も多いはず。

しかし、サロンのヘアオイルはやはりヘアケアの面では非常に優れているもの。

加えて、市販品のヘアオイルを使用する場合には自分で選ばなければなりませんが、サロンのものであれば髪の専門家である美容師さんに自分の髪の状態に合わせたヘアオイルを選んでもらうことができます。

ヘアケア効果が優れており、自分の髪の状態にあったヘアオイルを使うことで、髪の状態は全く変わってきます。

例えば髪を伸ばしている場合、サロンに行くのはトリートメントや毛先のパサつきが気になってきた時が多いですよね。

自分に合ったヘアオイルを使用することで、しっとり艶のある髪をキープできれば、サロントリートメントの回数は減少します。

サロントリートメントのお値段は安くても一回3000円以上かかるもの。

サロントリートメントは高い

ヘアケアにかかった費用を総合的に考えると、サロンのヘアオイルでケアしていた方がコスパが良くなることが多いのです。

サロンのヘアオイルが気になる方は一度試してみるのがオススメですよ。

サロントリートメントをご自宅で!ヘアオイルを使ったホームケア

プリュムヘアオイル
補修して芯から潤す。べたつかないプリュムヘアオイル
うねり、パサつき髪になじませてブローするだけ。かんたん&時短ケア 雨の日もうるさら髪続く
やさしい3つのポイント1 地肌と髪に心地よいこだわりの無添加処方
やさしい3つのポイント2 天然植物由来の保湿成分を使用
やさしい3つのポイント3 シーンを選ばない無香料
プリュムヘアオイルの使い方
プリュムヘアオイル 120mL

5,800円(税込)

「市販品もいいけどサロンのヘアオイルも使ってみたい」そんなあなたに、プリュムヘアオイルを紹介します。

プリュムヘアオイルは、ダメージ毛やくせ毛さんのために作られたサロン生まれのヘアオイルです。

敏感肌の方はヘアケア製品でも成分が気になりますよね。

プリュムヘアオイルは敏感肌の方でもお使いいただける成分にもこだわっています。

プリュムヘアオイル

プリュムヘアオイルはダメージ、乾燥対策のために「保湿」「ダメージケア(予防・補修)」に力を入れて開発しています。

保湿成分としては、「マカデミアナッツオイル※1」「アボカド油」を配合。

天然植物オイルは髪に浸透しやすいので内側からしっとりうるおい溢れる髪に。

潤いのある髪をキープするには、傷ついた髪を補修することも欠かせません。

プリュムヘアオイルには毛髪補修成分として「ケラチン※2」「シルク※3」「コラーゲン※4」配合。

ケラチンは髪の主成分であり、パーマやカラーのダメージで損傷した髪の代わりとなり髪を補修。

シルクとコラーゲンは、髪の鏡面い皮膜を作ることでキューティクルまで補います。

キューティクルは、髪のプロテクターのような役割を持っていますから「ダメージから髪を守る」「うるおいを閉じ込める」ためにはキューティクルを補修するのが効果的なのです。

髪を皮膜で覆うことで、つけた瞬間からなめらかな手触りを実感していただけますよ。

しっとりするのにベタつかないため、さらさらの髪にスタイリングしたいときにも最適。

合成香料・合成着色料・パラベン・アルコール無添加ですから、敏感肌のあなたもお使いいただけます。

スタイリング剤の成分が気になる内巻きボブなどのフェイスラインに沿ったスタイリングでもお使いいただけますよ。

プリュムヘアオイル
補修して芯から潤す。べたつかないプリュムヘアオイル
うねり、パサつき髪になじませてブローするだけ。かんたん&時短ケア 雨の日もうるさら髪続く
やさしい3つのポイント1 地肌と髪に心地よいこだわりの無添加処方
やさしい3つのポイント2 天然植物由来の保湿成分を使用
やさしい3つのポイント3 シーンを選ばない無香料
プリュムヘアオイルの使い方
プリュムヘアオイル 120mL

5,800円(税込)

※1マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル※2イソステアロイル加水分解ケラチン ※3イソステアロイル加水分解シルク ※4イソステアロイル加水分解コラーゲン

固形トリートメントというジャンルのスタイリング剤

プリュムワックス

プリュムヘアオイルの後のスタイリングにはプリュムワックスを。

ミツロウ・ホホバ種子油・アルガニアスピノサ核油といった保湿力のある天然成分から作られているため、ヘアケアしながらスタイリングも可能。

天然の成分にこだわっているため、髪の保湿で手に残ったワックスはハンドクリームやリップクリームとしてお使いいただけます。

プリュムヘアオイルの後にプリュムワックスをひと塗りすることで、さらにしっとりまとまる髪に。

一般的なワックスとは異なり固まったりベタついたりしないため、何度でもスタイリングし直すこともできます。

プリュムワックスの付け方

使い方は簡単。

  1. 適量を手に取り、手のひらで伸ばしながら体温で溶かします。
  2. パサつきが気になるところ、スタイリングしたい場所に馴染ませます。

しっとりツヤのあるまとまる髪にセットしたい場合には手のひらでプレスするようにつけるのがオススメ。

パーマやくせ毛の動きを出したい場合には、握るようにスタイリングしましょう。

髪を巻いた後のツヤ出しにもお使いいただけますよ。

プリュムワックス(ヘアバーム ソフト)
美しい艶をつくる、うるおいのベール プリュムワックス
とろけるバームタイプ べたつかず、自然な艶感を やさしさ溢れる、天然由来成分仕立て
湿気から髪を守り、うねり&広がりを抑える
地肌と髪に心地よいこだわりの無添加処方
しっとりつやつや、うるおしてスタイリングできる
プリュムワックスのヘアセット仕上がりレベル表
プリュムワックスでヘアセットした例1
プリュムワックスでヘアセットした例2
プリュムワックス
(ヘアバーム ソフト)60g

3,500円(税込)

ヘアオイルで美髪をめざそう

今回は美容師がスタイリング剤としてのヘアオイルの魅力についてご紹介しました。

ヘアオイルはナチュラルなツヤのあるヘアセットのスタイリング剤としてお使いいただけます。

ヘアケアしながらスタイリングできるのでダメージが気になる方には嬉しいですよね。

ヘアオイルは正しい使い方をすることで、さらにしっとりさらさらの髪に近づくことができます。

髪が濡れている場合には乾かす前に使うようにしましょう。ドライヤーの熱から髪を保護してくれますよ。

ヘアオイルにはプチプラの市販品からサロンまでたくさんの種類がありますが、じつはヘアケア効果の面からサロンのヘアオイルもコスパは良いもの。

おうちのケアで、サロントリートメントの回数が減少した方も実際いらっしゃいます。

プリュムヘアオイルは「保湿」「ダメージケア(予防・補修)」に着目して開発されたヘアオイルです。

「サロントリートメントのようなヘアケアをおうちでもやってみたい」

「サロンのヘアオイルが気になる」

そんなあなたは「プリュムヘアオイル 」をぜひ試してみてくださいね。

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