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正しいシャンプーの方法について

投稿日:2021年9月17日 更新日:

「美容師さんみたいに気持ちいいシャンプーができない」

「髪がキレイになるシャンプーのやり方を知りたい」

「髪にいいシャンプー方法ってある?」

こんなお悩みをお持ちのあなたへ。

「汚れを落とすだけじゃないの?」と思われがちなシャンプーですが、負担をかけないシャンプーのやり方を身につけることで美しいヘアスタイルに近づくことができます。

今回は美容師が正しいシャンプーのやり方・コツを手順を追ってお教えします。

ダメージレスヘアになりたい方、頭皮環境を整えたい方はぜひご覧くださいね。

正しいシャンプーのやり方

ヘアトラブルの原因は間違ったシャンプーのやり方かも

髪や頭皮のトラブル原因のひとつに、シャンプーのやり方に潜んでいる可能性が。

美容師さんのシャンプーのやり方とあなたのやり方は何が違うのでしょうか?

  • シャンプー剤を髪の毛で泡立てている
  • 熱いお湯でシャンプーしている
  • キレイにするために頭皮や髪の毛を強く擦って洗っている
  • シャンプーの前後はシャワーで軽く洗い流している程度

これらのやり方が1つでも当てはまる方は、要注意。

正しくシャンプーできている人は少ない

正しいシャンプーのやり方は教えてもらう機会がなかなかないもの。

そこで今回は正しいシャンプーのやり方、コツを手順に沿って紹介します。

実は美容院で行われている正しいシャンプーのやり方はコツ・手順を押さえればとっても簡単。

自宅でも気持ちいい美容師さんのシャンプーが再現できるようにお教えしますね。

ブラッシング→予洗い→洗髪→すすぎ→アフターケア

正しいシャンプーのやり方

では、美容師がシャンプーの準備からトリートメントまで手順を追ってお教えします。

やり方・コツを押さえれば美容師のようなシャンプーを身につけることができますよ!

まずはブラッシング

シャンプーの前にはブラッシングが必須

手順その1は、ブラッシング

シャンプーの前にはブラッシングが必須です。

その理由は髪の絡まりを解き、ほこりなどの大まかな汚れを落とすため。

シャンプーの前にブラッシングする理由

髪を濡らす前にもつれを直しておくことでシャンプーでの余計な抜け毛ダメージを減らすことができます。

ブラッシングのやり方は、以下の2ステップ。

  1. 毛先から根元に向かって少しずつ髪の絡まりを解く。
  2. 髪を顔から後ろに向かってブラッシングする。(後頭部は下から上に)
シャンプー前のブラッシングのやり方

たったこれだけ、難しいテクニックはありません。

美容師からのアドバイスとして、コツは頭皮をマッサージするように髪の毛をとかすこと。

汚れを浮かせるだけでなく、血行も良くなり頭皮と繋がっている顔のリフトアップ効果も期待できますよ。

ちなみにこの時使うブラシ選びは、かなり重要。

正しいブラッシングの仕方でも使用するブラシによって効果に差が生じてしまうからです。

ブラシにはデンマンブラシやスケルトンブラシなど、たくさんの種類がありますが、シャンプー前のブラッシングの時にぜひ使用していただきたいブラシはパドルブラシ

シャンプー前におすすめのパドルブラシ



パドルブラシはブラシの部分が大きく、ブラシの中では適度な重量感があります。

粗めのピンの根本にはクッションがついており、適度な重さで髪の絡まりもつれをほどきやすい仕様になっています。

適度な重さと高いクッション性でマッサージ効果も高めることができますから、シャンプー前にはおすすめですよ。

逆におすすめできないのは、クッション性がなく、ピンも硬いもの。例えば、目の細いプラスチックのコームタイプのものは美容師的にはおすすめできません。

シャンプー前には目の細かいプラスチック製のクシはおすすめできない



髪の絡まりをほどきづらいですし、強く髪をとかしてしまった場合には頭皮を傷つけてしまうリスクがあるからです。

ブラシ選びさえ大きく間違えなければシャンプー前のブラッシングはテクニック要らずでとっても簡単なのでぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

続いて「予洗い」について解説していきます。

予洗い

お風呂に入ったら髪をサッと流してすぐシャンプー剤をつけてしまう方が多いようですが、あなたはどうでしょうか?

ちょっとお待ちください。

髪の毛のブラッシングをすませたら次は「予洗い」を必ずするようにしましょう。

「予洗い」とは、シャンプーを使う前にお湯だけで予め頭皮や髪を洗い流しておくことを指します。

シャンプー前の予洗いとはお湯だけで髪を洗うこと

美容院に行った時には美容師さんもシャンプーの前にお湯で丁寧に髪の毛や頭皮を洗い流してくれますよね。

美容師が行っているこの予洗いだけで正しい仕方をすれば7,8割の髪の汚れを落とすことができるのです!

泡を使わないでお湯で洗い流すだけでも結構な汚れを落としてくれますから、「シャンプーが泡立たない」なんてことも防いでくれます。

ある程度の汚れであれば、2度洗いの必要もなくなりますよ。

美容師が教えるシャンプーの手順2つ目、「予洗い」のやり方はシャンプー前に1~3分シャワーのお湯を当てながら頭皮を指の腹でマッサージするように洗うだけ。

予洗いのやり方

この時のコツは、ぬるめのお湯を使うこと

シャワーのお湯を38度程度に設定することで必要以上に皮脂を取り除くのを防ぐことができます。

悪者にされがちの皮脂ですが、適度な量の皮脂はすこやかな頭皮環境や毛髪のためには大切な存在です。

皮脂とは、皮脂腺で分泌され毛穴から出てくる油分のこと。

シャンプーでは皮脂を落としすぎないことも大切



毛穴から分泌される物質ですから、体の中では頭皮が最も皮脂の分泌量が多くなっています。

一般的に女性に比べ男性の方が皮脂の分泌量は多く、気温が高いと皮脂の分泌量は増えるため、夏場になると頭皮のベタつきが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

シャンプーで過剰な皮脂は落とし、適度な皮脂量をキープ



過剰な皮脂
はニキビや匂い、フケなどの原因になることがありますが、皮脂が少なすぎる場合も肌が乾燥してかゆみがでる、乾燥性のフケが出るといったトラブルを招いてしまうリスクになります。

適度な皮脂は、水分の蒸発を防ぎ肌のうるおいを保ったり、外部からの肌への刺激から肌を保護したりする働きがありますからやさしいシャンプーの仕方を心がけることがポイントですよ。

シャンプーはブラッシング、予洗いのあと

まずシャンプー剤を手に取り手のひらの上である程度まで泡立てましょう。

理由は、髪同士をこすり合わせてシャンプーを泡立てるのを防ぐため。

勘違いしている方が多いのですがここで完全にモコモコの泡にする必要はありません。

目安はこれくらい。

髪を洗う前にシャンプーを泡立てる目安

丁寧に予洗いした場合、頭皮を洗浄しているうちに自然ともこもこの泡になります。

頭皮全体に泡をなじませ、指の腹を使ってマッサージしましょう。

シャンプーの時の指使い

ここでのコツは、弧を描くような手つきを意識してくるくると指を動かすこと。

空気が入りやすくなることで泡立ちが良くなりますし、美容師さんのように気持ちいいシャンプーができますよ。

頭皮を洗っているうちにシャンプー剤が行き渡っていくので、髪は泡をなじませる程度でOKです。

すすぎ

すすぎはとても大切な工程。

流し残しがあるとヘアダメージや頭皮の荒れに繋がってしまう可能性もあるのでご注意を。

シャンプー濯ぎ方

コツは、38度程度のお湯で3分程度は流すこと。

とにかく丁寧に流すことが重要で、美容院で美容師さんが髪をすすいでくれるときもじっくり時間をかけて流してくれますよね。

特に耳の裏や後頭部は流しにくいため、泡のぬめりがなくなるまで意識してすすぐようにしてくださいね。

トリートメントでしっかりヘアケア

カラーやパーマ毛にはシャンプー後のトリートメントが必須

たちえばカラーパーマをしているなら、髪はとても弱っている状態です。

理由はヘアカラーや形を変えるために美容師さんが使う薬剤

パーマは基本的に、「髪の構造を切断して、形を変えて再度くっつける」という方法で髪の性質を変えています。

パーマはダメージが大きいためシャンプーなどのヘアケアは重要

髪の構造の中には「シスチン結合」という、しなやかな髪を保つ働きのある非常に強靭なタンパク質の繋がりがあります。

パーマの薬剤は、この「髪のしなやかさを保つ結合」までも切断するため、切れ毛枝毛になりやすい髪に変化してしまうことに。

パーマはダメージが大きいためシャンプー後のトリートメントが必須

コールドパーマは、この「髪の構造を切断して、形を変えて再度くっつける」という作業を薬剤の力だけで行います。

それに対して、デジタルパーマなどのホットパーマは薬剤の力を使うので、しっかり形を変えることができますが、熱によるタンパク質変性が起きるため髪への負担も大きくなります。

カラーやパーマ毛は傷んでいる

パーマに使用している薬剤はアルカリ性

髪を保護する働きのあるキューティクルは、アルカリ性に傾くと開きやすい性質があります。

ヘアカラーもアルカリ性の薬剤を使って、キューティクルを開き、染料を髪の内部に浸透させることで髪に色をつけています。

キューティクルが開いている状態は、まるでささくれ。

非常に引っかかりやすく、ダメージを受けやすくなっています。

パーマによって開いたキューティクル



さらに、開いたキューティクルからは髪内部にあるタンパク質が流出

髪がパサパサになったり、傷んでしまうことでうねりが出てくせ毛になってしまったりすることも。

カラー・パーマをしているのに適当なヘアケアをしていてはどんどんボロボロのダメージヘアに…。

ヘアダメージ

そのため、カラーやパーマをしている髪の毛のヘアケアは特に丁寧に行わなければなりません。

シャンプー後のトリートメントはマストです。

カラーやパーマ後の髪は傷ついているため、美容師としては毛髪補修成分の入っているヘアケアを使うのがおすすめですよ。

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プリュムトリートメントには美容師の知見から2種類の毛髪補修成分「ヘマチン」「ケラチン」に加え、髪の材料である「8種のアミノ酸」も配合し補修効果を高め、保湿成分に「ホホバオイル」「アルガンオイル」など美容師が厳選した保湿成分を贅沢に配合。

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カラーやパーマでパサついた髪も内部からうるおいのある美しい髪に導きます。

シャンプー、トリートメント後にはプリュムヘアオイルで徹底した補修ケア。

サロンのこだわりが詰まったプリュムヘアオイルは3種の補修成分が配合されており、洗い流さないためカラーやパーマで傷んだ髪を一日中じっくりと補修。

熱から保護する効果もあるため、ヘアアイロンやドライヤーの前にも使用することが美しいヘアースタイルを保つコツです

美容師が教えるシャンプーのやり方、まとめ

今回はダメージレスヘアを目指す方のために美容師が教えるシャンプーのやり方・コツを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

今回お教えしたシャンプーのやり方を簡単にまとめます。

手順コツ
1.ブラッシング頭皮をマッサージするように髪をとかす。
2.予洗い湯温は38度程度。
3.シャンプーシャンプーは頭につける前に手のひらで泡立てる。
4.すすぎ耳の裏を特に丁寧に流す。

髪は一度傷ついてしまうと元に戻ることはありません。

そのため、毎日のヘアケアは負担のないやり方を心がけましょう。

-シャンプー
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監修者:

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