ヘアバームはもともと女性の間で人気ですが、ここ最近では男子の間で人気になっています。
プリュム・デュールもヘアバームですが、最近は男性も使う人が増えています。
ヘアバームはウェットな質感をだす、ナチュラルなスタイルに仕上げることができますのでヘアワックスとは違ったスタイリングができます。
ヘアバームでスタイリング!できること&できないこととは?
ヘアバームってどんなスタイルが作れるのでしょうか?
ヘアバームはツヤを出しつつ、髪のパサつきを抑えた自然なヘアセットが可能です。逆にハードワックスのように固めたり、髪を立たせたいという方には不向きと言えます。
なぜならシアバター、ミツロウ、ホホバオイル、アルガンオイル、オリーブオイルなどのオーガニック天然成分を原料としており肝心のセット力を高める成分がほとんど配合されていないからです。化学原料が含まれているものもありますが、天然成分でできていると理解すれば良いでしょう。
言い換えれば天然成分が多く、固めるための成分も含まないですから、肌や髪に優しい成分で作られているということです。
反対に普段お使いのヘアワックスはセット力を高めるために、空気に触れると固まるように作られています。
ヘアバームと一般的なヘアワックスの大きな違いはこの成分にあるといえます。
ナチュラルに仕上げるといっても幅広いですがヘアバームを使ってできるスタイリングをいくつかお紹介します。
ヘアバームヘアセット『メンズ編』
オーガニックヘアバーム(ワックス)のプリュム・デュールでのスタイリング実例をみてみましょう。
◆濡れ髪スタイル
濡れ感を出すときにメンズであればジェルを使うとセットもしやすくおすすめですがあまり固めずに柔らかく仕上げたい方にはヘアバームが使いやすいです。
ヘアバームはジェルのようにテカテカにならずにセット力も強くありません。
オーガニック成分配合のため、癖毛や剛毛のメンズの方でも艶を与えることができ、これにより清潔感を感じられる効果も期待できます。
反対に、オーガニック成分が多く髪の保湿を目的としている商品が多いため、短髪でツンツンさせたり、束間を強く出すような、硬い質感には向いていません。
このヘアスタイルにはツヤ感、ウェット感が程よく出るのがヘアバームの魅力です。
◆パーマスタイル
パーマやクセ感を生かすなど髪の毛自体に動きのある場合のスタイリングにおすすめです。
例えばパーマで濡れ感を出す際は一般的にムースやジェルを使うことが多いですが、ヘアバームでは自然にウェット感が出せて固まらないので『やりすぎない自然な感じ』が演出できます。
髪を水で濡らしてから付けるのもオススメです。
◆丸みのあるヘアスタイル
マッシュヘアなどのトップに高さを出さないヘアスタイルにおすすめです。
マッシュ×ブリーチは今や若いメンズの中で人気ですが、ブリーチで傷んだ乾燥したパサパサとした髪は、明るい髪色だとどうしても目立ってしまうことが多いです。
傷んで乾燥した髪にもヘアバームに含まれる保湿がツヤによってケアすることができ、まとまった髪に見えます。
ヘアオイルのようなものですね。
しかし、市販のヘアバームではセット力が弱いため、トップをふんわりと立たせたりすることができない場合もあります。
プリュム・デュールは従来のヘアバームより硬めなので、男性が求める束感やふんわり感も作りやすくなっています。
ヘアバームの使い方のポイント
ヘアバームをどう使いこなすかというところが大切です。使い心地の大きな違いは手に取った感触です。ワックスとは違い、ネバネバはしませんがバターのような油分感があります。
ワックスは空気に触れると固まりますがヘアバームは手に取った後、体温によって溶けて液状になります。ヘアバームには油分が多く配合されており、溶ける温度が36℃ですのでヒトの体温で温められて溶けるのです。
◆動画で使い方解説(プリュム・デュール編)
プリュムワックス:39℃程度
プリュム・デュール:43℃程度
で溶けるように設計しております。
プリュム・デュールは男性におすすめで、手ぐしが残る硬さになております。
髪全体を揉むようにして馴染ませていくことで保湿もされますから、ダメージヘアやくせ毛の方におすすめしております。
ヘアバームはトリートメント効果もある
プリュムワックスもプリュム・デュールも無添加(合成香料、合成着色料、エタノール、界面活性剤が無添加)でお作りしておりますから髪とお肌に優しい使い心地です。髪につけた後に少し残った場合それを手につけることでハンドクリームになります。
手がベタベタして嫌な方、手についたワックスが嫌という方、それに乾燥で手が荒れやすい方にお使いいただけます。ブリーチで傷んで乾燥した髪や、くせ毛、剛毛の方の場合は髪の表面を保護してくれますから髪の毛を扱いやすくしてくれる有効的な方法ともいえます。
しかしながら、ヘアバームは保湿、ツヤ、そしてまとまりを与えてくれるのですが、欠点としてどうしてもセット力に欠けてしまうというところです。
強いセット力がないため、強めの動きやベリーショートで立たせたメンズの方が使うと物足りなさを感じるかもしれません。
束間を強調させたい時やトップだけ立たせたい時は、普段お使いのヘアワックスをプラスすることで物足りなさを解消できます。
◆こんな人はヘアバームが向いている
✔︎強めのセット力を求めておらず、自然に見せるくらいでいい
✔︎パサついて広がった髪をまとめたい
◆ヘアバームは特有な臭いが苦手な人も?
天然成分で効果は期待できますが、その反面で臭いがきついという方も中にはいらっしゃいます。成分が酸化しやすく臭いがきついと感じる人がいるようです。
つけたときは良い香りがして心地よい気持ちになれますが、髪につけて時間が経つと『独特の匂い』を感じる方もいらっしゃいます。
そのうような理由から、無臭の白色ワセリンをベースにオーガニック認定のアルガンオイルやホホバオイルを使用しております。
臭いが気になる方にもお使いいただけます。
(ヘアバーム ハード) 60g
3,900円(税込)〜
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はヘアバームでスタイリング!できること&できないことについてご紹介しました。
▼おさらいとしてまとめると
◆できること
✔︎まとまった髪や濡れ感を出せること
✔︎傷んでパサパサした髪にツヤをだすこと
✔︎髪以外にお肌やリップとしてもお使いいただける(例外もあり)こと
◆できないこと
✔︎強めに髪を立たせること
✔︎髪を固めること
✔︎束感重視のヘアスタイルにすること
以上となります。ご参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。

1992年生まれ。東京原宿表参道エリアでフリーランススタイリストを経験後、渋谷に美容室CALAMARIをオープン。ブリーチ、カラー、パーマといった施術はもちろん、ヘアカット技術にも定評があり、21歳で独立。
現在は美容室オーナーでありながら、Webメディア「カミセツ」の監修美容師もこなすなど理美容の知識も豊富な髪の専門家。