ブリーチをすると髪がギシギシする。
毛先が傷んでまとまらない・・・。 それもそのはず。
ブリーチは髪の毛を脱色する施術ですので毛髪に大きなダメージを与えます。
そして、一度ブリーチでダメージを受けた髪の毛は元に戻ることは医学的にありません。
いくら美容室でトリートメントをしても髪の毛が生き返ることはないのです。
でも、ダメージヘアでお悩みであればその髪の毛どうにかしたいですよね。
そこで、今回はブリーチ施術を得意とする美容師、藤川げんきさんの解説のもと、ブリーチで傷んでしまった髪の毛の対処方法をお教えします。
ブリーチで髪が傷んでしまった時の対処方法
藤川:まず、こちらのお客様をご覧ください。毛先にハイブリーチを施しているお客様です。特にトリートメントはしなくてもこのように艶とまとまりが出る髪質に仕上がりました。
ダメージを補修できるヘアオイルと艶とまとまりをスタイリング剤(ヘアバーム)を使っただけです。
美容室で行うトリートメントはその場では指通りが良くなるのですが、その効果は次のシャンプーすぐに落ちてしまいます。
すなわち・・・
ブリーチ毛には1回のトリートメントよりも、毎日髪を乾かす前にヘアオイルをつける→最後の仕上げにヘアバームをつけるのが一番効果的な方法です。
ブリーチは美容師の技術が左右する
藤川:髪の毛は様々な要因で傷みますが、その中でも最も傷む施術がブリーチです。
ブリーチはとても強い薬剤で髪の毛を脱色します。薬剤の選定や放置時間を間違えれば、髪の毛がちぎれてしまうこともあるほどです。
美容師の知識、技量によってダメージが最小限に抑えられるかどうかが決まるのです。
ブリーチ毛でも艶&さらさらなお客様ご紹介
藤川:ホワイトに近いゴールド。根元が伸びてきた分だけブリーチする『リタッチ』を施しています。水亜tリングにはバームを使うことで毛先の躍動感を演出。
ハイトーンとローカラーの組み合わせで美しい立体感を作りました。 髪を乾かす前にヘアオイル、最後の仕上げにバームをつけて艶やかに仕上げています。
鬼滅の刃の甘露寺密璃カラー。全体はホワイト近くまで脱色している状態から、2色の明るいカラーを使い分け。
このように、原色に近い色を入れるにはかなりのブリーチ(脱色)が必要です。
ですからその分、髪の毛のダメージも大きくなりますから、しっかりヘアオイルで補修保護してあげる習慣が大切です。
毛先のみブリーチして雰囲気のいい紫色をのせました。
パサつきやすいロングヘアでもヘアオイルとバームを使えば艶やかに仕上がります。
ご予約メッセージの際は「カミセツを見て」とお願いします。
髪を補修するならヘアオイル
ブリーチとカラーの繰り返しで、ハイダメージな髪質の方にプリュムヘアオイルを使っていただきました。
使用方法は、お風呂上がりタオルドライをした後髪の毛全体にヘアオイルを馴染ませてドライヤーで乾かすだけです。
プリュムヘアオイルのシルクとケラチンが髪に浸透して補修していきます。
髪の毛は自己補修できない細胞でできていますから、このようにヘアケア製品を使用するのが効果的です。
そして、髪を乾かす前にヘアオイルを使用することで、ドライヤーの熱、摩擦から髪の毛を守ってくれます。
ツヤとまとまりを出すなら仕上げにヘアバームを
プリュムヘアオイルに加えて、最後の仕上げにプリュムワックス(ヘアバーム)を使えば、艶とまとまりが一段とアップして、ダメージ毛には見えない美しいヘアセットが可能。
この2つがあれば、ブリーチでパサつく、キシム、うねる・・・
そのようなお悩みからも開放されます。
今回使用したヘアオイル&ヘアバーム(ヘアワックス)をみる↓↓
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、プロである美容師がブリーチで髪が傷んだ時の対処方法を解説しました。
要点をまとめます。
・ブリーチは髪の毛を傷める施術!必ず髪は傷むもの
・髪の毛は一旦ダメージを受けたら自己再生できない
・髪の毛を補修するヘアオイルの使用、仕上げにワックスがおすすめ
ご予約メッセージの際は「カミセツを見て」とお願いします。

1992年生まれ。東京原宿表参道エリアでフリーランススタイリストを経験後、渋谷に美容室CALAMARIをオープン。ブリーチ、カラー、パーマといった施術はもちろん、ヘアカット技術にも定評があり、21歳で独立。
現在は美容室オーナーでありながら、Webメディア「カミセツ」の監修美容師もこなすなど理美容の知識も豊富な髪の専門家。