最近よく耳にするようになったヘアバーム。
「ヘアバームってなんだろう?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、美容師がヘアバームとはどのようなものなのか、使い方をご紹介します。
ヘアバームとは、天然由来成分で作られている半固形のスタイリング剤で、ヘアオイルとワックスの間のようなプロダクトのこと。
ヘアオイルのようにヘアケア力がある上に、ワックスのように髪をまとめることもできるスタイリング剤です。
天然由来成分で作られているので、敏感肌の方でもお使いいただけます。
使うタイミングは、一般的なワックスと同様、髪をセットするとき。
夜洗い流さないトリートメントをして、朝ヘアバームをつければ、さらにトリートメント効果をアップできますよ。
ダメージや乾燥に弱いくせ毛さんを毎日見てきた美容師が開発したヘアバームもご紹介。
ヘアバームに興味がある方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
ヘアオイルやワックスとは違う!ヘアバームはどんなスタイリング剤?
ヘアセットをするのに便利なヘアバームはスタイリング剤におすすめなのですが、そもそもヘアバームとはどういうものなのでしょうか?
ヘアバームとは天然由来成分で出来ている、ヘアオイルとヘアワックスの中間くらいのスタイリング剤。
ヘアオイルとの違いはヘアセットができること、ヘアワックスとの違いはヘアケアもできること、要するに2つの良いとこどりをしたものがヘアバームなのです。
ヘアバームを使うメリット、あなたにおすすめする理由についてまず紹介させてください。
半固形で使いやすいヘアバームはオーガニック原料で優しい使い心地
ヘアバームはオーガニック原料・天然由来成分で作られているため敏感肌でも使うことのできるスタイリング剤です。
ヘアバームで主に使われている原料
- シアバター
- ミツロウ
- アルガンオイルなどの天然植物オイル
シアバターは、アフリカに生息するシアの木の種子から抽出した天然油分のこと。
古くから原産諸国の人々は、食料として、また、火傷の保護や紫外線対策にも使用していたそうです。
常温では固形ですが、約36度で溶ける性質があるため、体温で温めるとオイル状に変化。
伸ばしやすいので、全身のどの部分にも馴染ませやすいのも特徴です。
保湿力に優れており、ヘアケア製品だけでなく、スキンケア製品にも使用されています。
ミツロウは、ハチミツを取り除いた後のミツバチの巣から採取されるロウのこと。
保湿効果が高く、スキンケア用品や口紅などにも使用されています。
敏感肌や乾燥肌といった肌を守る働きにも期待されています。
ヘアバームの原料にはアルガンオイル、ホホバオイルなどの天然植物オイルも使用されていることが多いです。
植物性オイルは、人の皮脂の成分と同じ成分が含まれており、肌や髪に馴染みやすい性質。
そのため、髪の内側までしっとりした髪に整えることができます。
このようにヘアバームは天然由来の保湿力に優れた成分で作られていることから、優しくしっとりツヤのある髪にヘアセットできるんですよ。
形状も一般的なヘアワックスとヘアバームでは少し異なります。
ヘアバームは基本的に半固形、体温で温めることでオイル状に変化しますから「使用量を微調整しやすい」「ロングヘアでも髪全体に馴染ませやすい」という特徴があります。
一般的なワックスのように固まることもないため「ワックスは固まるし指通りが悪くなるから嫌」という方がでも、ヘアバームなら大丈夫。
オイルのような使用感でベタベタせず、バリバリになることもありません。
スタイリング剤選びで迷ってあなたへ、美容師がおすすめするヘアバームをぜひ一度お試しください。
髪にうるおい、毛髪補修成分を含んでいてスタイリングも可能
ヘアオイルを使うと髪にツヤ・まとまりが出ますが、ヘアオイルは髪型をキープするためのスタイリング剤ではありません。
またヘアワックスは髪型をしっかりキープするためのものであり、髪にツヤ・まとまりを出すためのものではないですよね。
ヘアバームはヘアオイル、ヘアワックスそれぞれのメリットを持つ便利なスタイリング剤。
希望する髪型へスタイリングしながら、同時に髪にツヤ・まとまりも出るためあなたの髪をより美しく見せることが可能。
スタイリングしながらトリートメントが可能な便利アイテムなのです。
ただし、スタイリング力はヘアワックスに比べて弱いのでカッチリした髪型にすることが難しいというデメリットがあります。
あなたがナチュラルなヘアセットができる髪型を選んでいるなら間違いなくヘアバームはおすすめのスタイリング剤と言えます。
美容師がおすすめのスタイリング剤、ヘアバームの正しい使い方を解説
ヘアオイルとヘアワックスの中間的な存在であるヘアバーム。
使い方もこれら2つとは異なります。
一般的にヘアオイルはお風呂上がりの濡れた髪につけたあと、ドライヤーで乾かすことで髪がしっとりします。
一方、ヘアワックスは朝ヘアセットする際に使用することで希望の髪型にセットするためのもの。
ヘアバームはどのように使うのか、こちらで紹介していきますね。
ヘアオイルやワックスとの使い分け!こんな時にヘアバームを
お風呂上がり、ヘアセットではなく、ヘアバームはどのタイミングで使うものなのでしょうか?
実は、ヘアバームはヘアワックスと同じスタイリングの際に使います。
具体的には、以下の3つような時に使うのがおすすめ。
- 髪のダメージをできるだけ抑えたいとき
- ナチュラルなスタイリングをしたい時
- 濡れ髪スタイリングで少しだけ動きを出したい時
ヘアバームは、ヘアケアしながらスタイリングできるアイテム。そのため、ダメージを抑えたいけどスタイリングはしたい、そのような時に使うのがです。
ヘアワックスを使うほどではないけど、少しだけスタイリングをしている感が欲しい、そんな時にもおすすめ。
流行のニュアンススタイリングをする場合には、ハードなセット力のあるヘアワックスを使う必要がありませんから優しい成分で作られているヘアバームが最適。
最近トレンドの濡れ髪スタイリングをする時にもヘアバームは使えます。
濡れ髪スタイリングはヘアオイルでセットすることが多いですよね。
ヘアオイルで濡れ髪にスタイリングしたときに、以下のようなことはありませんか?
「ヘアオイルだとペタンとなりすぎる」「ウェット感だけでなく少し動きが欲しい」このような場合には、ヘアバームが使えます。
しっとりツヤツヤになるのに、シアバターやミツロウの効果でヘアオイルよりセット力がありますから、少し動きを出すこともできるんですよ。
少量なら洗い流さないトリートメントとしても使えるヘアバーム
ヘアバームはスタイリング剤としてだけでなく、洗い流さないトリートメントとしても使えます。
ところで、アウトバストリートメントをご存知ですか?
通常のトリートメントはシャンプーの後につけて、シャワーで洗い流しますよね。
洗い流さないトリートメント=アウトバストリートメントとは、その名前の通り浴室の外で使う、つけた後に洗い流さないタイプのトリートメントのこと。
ヘアオイルやエマルジョンタイプ(乳液のようなテクスチャーのもの)、クリームタイプなど、市販品でもさまざまなものが販売されているアウトバストリートメント。
シャンプーの後、ドライヤーの前につけることで、ドライヤーの熱から髪の毛を保護できます。
洗い流しませんから、しっとり感がしっかり感じられるのも洗い流さないアウトバストリートメントの魅力。
もちろん乾いた髪にもお使いいただけます。
夜寝る前アウトバストリートメントをした髪に、朝ヘアバームを付けることで、洗い流さないアウトバストリートメントの効果をさらにアップさせる効果も期待できますよ。
多すぎない量を髪になじませてしっとりツヤのあるヘアスタイルを作る
ではヘアバームの具体的な使い方を説明しますね。
- 適量を手に取る
- 手のひらに広げながら温める。
- オイル状になったら毛先などのパサつきが気になるところやスタイリングしたい場所に馴染ませる。
ウェットなスタイリングにしたい場合は量を多めにしてみてください。
ツヤを出したい時には、髪の表面に手のひら全体を使って薄く塗るのがおすすめ。
パーマやくせ毛で少し動きを出したい方は、髪の毛を握るようにスタイリングしましょう。
髪と髪の間の空間を潰さないのでエアリーなスタイリングにできます。
髪を巻いた後につければ、ツヤのあるカールヘアを楽しめます。
猫っ毛さんやショート、ボブなど短めスタイルの場合はつけすぎるとペタッとしてしまうので自分に合った量を見つけましょう。
アウトバストリートメント、髪の保湿・保護のために使用する場合には、アウトバストリートメントの後にヘアバームを付けるとさらにしっとり髪に。
アウトバストリートメントの後にヘアバームを使用する際には、アウトバストリートメントは油分多めのものがおすすめです。
エマルジョンタイプやミストタイプなど水分が多いアウトバストリートメントの後に油分に多いヘアバームを塗ると、水分で弾かれてしまうことも。
ヘアバームの前には油分が多いヘアオイルをつけるのがおすすめです。
ヘアケアにスタイリングにも使えるプリュムワックス
プリュムワックスはオーガニック原料で作られているヘアバームタイプのヘアワックスです。
全成分は、美容師が厳選した次の5つのみ。
・ワセリン
・ミツロウ
・ホホバ種子油(ホホバオイル)
・アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)
・トコフェノール(ビタミンE)
合成香料・合成着色料・パラベン・アルコールフリーで、敏感肌のあなたでもお使いいただけます。
保湿力に優れた成分を配合していますから、パサつく髪もしっとり髪に。
※Beforeスタイリング前 Afterスタイリング後
スタイリングで使用した後、手のひらに残ったプリュムワックスは、そのままリップやハンドクリームとして使用できます。
スタイリングの後に手を洗うのは地味に煩わしいものですし、ヘアケアだけでなく、スキンケアもできるのは女性にはとても嬉しいですよね。
香りもつけていませんから、どのような場面でも使用していただけます。
半固形のワックスですから、手のひらに取る前は硬めのテクスチャー。
手のひらでよく伸ばしてお使いいただくことで、髪の長い女性でも全体に満遍なく馴染ませることができますよ。
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
カラーやブリーチでダメージを受けた髪を保湿・毛髪補修
プリュムワックスは「保湿」「ダメージ予防」に着目して開発されています。
保湿成分は「ミツロウ」「ホホバ種子油」「アルガニアスピノサ核油」。
ホホバ種子油とアルガニアスピノサ核油は、美容オイルとしても話題になっている天然植物オイルですよね。
保湿力・髪馴染みの良さで、パーマやカラーでダメージを受けた髪も内側からうるおいのある、しっとりなめらかな髪へ導きます。
ミツロウは、保湿力に加えて疎水性も高いですから、取り込んだうるおいを内部に閉じ込めます。
湿気もブロックしますから、梅雨や夏場でも崩れにくい髪にスタイリング可能ですよ。
天然のトリートメント成分でヘアケアしながら、しっとりツヤ髪スタイリングをぜひ体験してみてください。
さらにヘアケア効果・毛髪補修効果が欲しい、そんな方にはプリュムヘアオイルを。
プリュムヘアオイルは「ケラチン※1」「シルク※2」「コラーゲン※3」の3種の毛髪補修成分配合。
※1イソステアロイル加水分解ケラチン ※2イソステアロイル加水分解シルク ※3イソステアロイル加水分解コラーゲン
ケラチンが髪の代わりとなり、ダメージ部分を補修してくれます。
シルクとコラーゲンは髪の表面に皮膜を作ることでキューティクルまで補修。
髪内部のうるおいを保護し、なめらかな手触りも実現します。
シャンプーの後、ドライヤーの前にプリュムヘアオイルを馴染ませることで熱から髪を保護します。
スタイリングの前の乾いた髪にもお使いいただければ、プリュムワックスとの相乗効果で、さらに内側からうるおい溢れる髪にスタイリングできますよ。
まとめ
今回は、ヘアバームの特徴と使い方についてご紹介しました。
ヘアバームとは天然由来成分で出来ている、ヘアオイルとヘアワックスの間くらいのスタイリング剤のことを言います。
一般的にヘアオイルにはスタイリング効果がありませんし、ワックスはヘアケア効果がありませんよね。
一方、ヘアバームはヘアケアしながらスタイリング可能。すなわち、ヘアオイルとヘアワックスの良いとこどりの製品なのです。
ヘアバームはヘアワックスと同じようにスタイリングのタイミングで使用しますが、特に以下の3つような時に使うのがおすすめ。
- 髪のダメージをできるだけ抑えたいとき
- ナチュラルなスタイリングをしたい時
- 濡れ髪スタイリングで少しだけ動きを出したい時
ヘアバームはヘアワックスより髪への負担を減らすことができますが、その分セット力も弱くなります。
そのため、ナチュラルなヘアスタイルにしたいときには最適なアイテムですよ。
ヘアバームはたくさんの種類が販売されていてどれを使えば良いのか悩んでしまう方も多いはず。
ダメージや乾燥に弱いくせ毛を毎日見てきた美容師が開発したプリュムワックスは、ヘアバームタイプのヘアワックスです。
「ちょっとヘアバームが気になる」そんなあなたはぜひプリュムワックスを使ってみてくださいね。